量子力学の基礎にあるもの
ここでは量子力学の基礎にあるものを簡単にまとめてみた。
・波動性があること
実験によって回折現象、干渉現象などが観測された。これらは粒子が波の性質を持っていることを示している。これは古典力学では説明できなかった。
・粒子性があること
ここで粒子性とは「数を数えられる」ということだ。実験によって質量、エネルギーなどの基本的な観測量は連続的に変化するわけではなく一定の飛びがあることがわかった。これは物質が粒子性を持つことを示している。
実験で観測されたこの2点の性質を理論に反映させたのが量子力学である。
またこの2つから、不確定性原理(位置と運動量を両方確定させる状態はあり得ない)も導くことができる。つまり量子力学において「波動性」と「粒子性」は理論の基礎になっているのである。
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